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生きる家プロジェクト2025|オープンスペース兼展覧会「わたしたちはばらばらの場所で」

本展の会場は、東日本大震災による津波の痕跡が残る家です。作家たちもまた表現をつづける中、それぞれの人生の途上において東日本大震災という経験を有しています。出展される作品は、必ずしも震災をテーマとするものではありません。出来事を語ること、語らないこと、語れないことがある中で、ばらばらの個をゆるやかに結ぶ共通の記憶を見出し、場を通した想起の経験として展覧会に立ち会っていただけたなら幸いです。

  • 出展作家:かんのさゆり、菅野泰史、千葉勝子、ちばふみ枝、宮下サトシ
  • 協力:永井玲衣
  • 観覧料:一般200円(24歳以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその付添者2名は無料)
  • 観覧は予約制

出展作家プロフィール

かんのさゆり|Sayuri Kanno:宮城県生まれ。東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース卒業。デジタルカメラを使用した作品制作を行い、復興事業で再建された土地をはじめ東北の地で変化を続ける一時的で仮設的な風景を観察し、撮影を続けている。「現在地のまなざし 日本の新進作家vol.21」東京都写真美術館など。2022年宮城県芸術選奨新人賞受賞。

菅野泰史|Yasushi Kanno:1971年宮城県生まれ。愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。石を素材に彫り、削り、磨くという行為を社会的事象に対する思考の痕跡として提示する。新潟県長岡市の「雲雀舎」を主宰。2017年宮城県芸術選奨新人賞受賞。

千葉勝子|Katsuko Chiba:宮城県石巻市生まれ。1995年より日本画を学び始める。ひまわりをはじめとした花や植物をモチーフとし、日々目にする親しみのある風景や忘れられない情景を題材に制作。宮城県芸術協会会員、石巻市美術展実行委員。

ちばふみ枝|Fumie Chiba:1981年宮城県石巻市生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。窓、カーテン、扉、壁、階段など場を仕切る境界の機能を持った家の一部をモチーフに、記憶の中の風景などを組み合わせたレリーフ状の造形を特徴とする。「石巻のキワマリ荘」内でmado-beyaを運営。石巻アートプロジェクト実行委員会メンバー。

宮下サトシ|Satoshi Miyashita:1992年東京都生まれ。多摩美術大学工芸学科陶専攻卒業。陶芸にアニメーションの手法を取り入れた作品や、ビビットな色彩の玩具やキャラクターを彷彿とさせる物語性の高い陶彫作品が国内外で注目を集めている。

永井玲衣|Rei Nagai:人びととききあい考えあう場を各地でひらいている。問いを深める哲学対話や、写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)『世界の適切な保存』(講談社)。

■主催:石巻アートプロジェクト実行委員会(問い合わせ先:ishinomakiartproject@gmail.com) ■助成:3.11メモリアルネットワーク基金 ■DMデザイン:本郷かおる(switch point) ■スペシャルサンクス:奥堀亜紀子、梶原千恵、許蟲鳴、佐藤千穂、高橋広子、畠山周平、雲雀舎、三上和仁(五十音順)

追記:展覧会の様子は井上幸治さんによるレビュー「海辺の家のカーテン――「生きる家プロジェクト2025」についての覚書」にまとめられています(ARCHIVE参照)。

Project Details
会期2025年2月22日(土)、23日(日)、24日(月祝)、26日(水)、3月1日(土)、2日(日)、5日(水)、8日(土)、9日(日) 10:30~16:00
会場宮城県石巻市渡波の家
主催石巻アートプロジェクト実行委員会